日本代表メンバー発表まで約1カ月となったが、代表選出に最も大切なことを問われ、「代表に選ばれるためにサッカーをやっていればそれでいいと思いますけど、サッカーをやっている、プロの中で特に上を目指しているというのは、日本代表に選ばれることではないと思う。自分の生き方だったり、モノの考え方、サッカーに対する考え方だったり、それをどうやって表現するかなので、代表に選ばれることということには、僕はあまり答えられませんが、毎日の積み重ね。それは自分と真摯に向き合って、どうやって次につなげていくか、どうやったら選ばれるか、どうやったらいいものが作れるのか、ということは簡単なことじゃないし、だからこそ、面白いんじゃないかと」と語った。 X HOT アイアン また中田氏は、「文化とは毎日の積み重ねであり、文化だと判断するには100年1000年単位の見方が必要。そういった意味で日本のサッカーはまだプロとして始まって短いので、文化という形でまだ成り立っていない。だからこそ、それを目指した上での考え方を出していかなければいけないです。今、それを聞かれたら、文化はまだできていないんじゃないかなと。それを作り上げるということが最終的にはワールドカップで勝っていく結果にもつながっていくと思います。見てるとわかる通り、実力が均衡した試合になればなるほど、その国が持っている歴史だったり背景だったり、そういった文化というものが、非常に大事になってくると思うので、日本代表もそこに足を踏み入れて進んでいく段階にあると思うし、それを作り上げていけると将来、本当に世界のトップ3に入れるようになっていけるんじゃないかなと思います」と続け、日本のサッカー文化に言及。サッカーが文化として定着すれば、世界のトップを狙えると回答している。