伊豆大島全住民に避難勧告も検討

　台風２７号の接近に伴い、再び土砂災害が発生するおそれのある東京の伊豆大島では、大島町の町長が、島の全ての住民に対して避難勧告を出すことも検討していることを明らかにしました。

　「全域に勧告を出す方向で腹を固めています」（川島理史町長）

　大島町の川島理史町長はこのように述べ、死者３１人、ミズノMP-4安否不明者１３人を出した台風２６号により地盤が緩み、島全域で二次災害の恐れがあるとして全ての住民に対し避難勧告を出すことも検討していることを明らかにしました。

　気象庁によりますと、伊豆大島では、台風２７号の接近に伴い、ミズノJPX825アイアン２６日午前０時からの２４時間で、２００ミリから３００ミリの大雨が再び予想されているということです。

　大島町は、２５日の午前中には土砂災害の危険性が高い島の中心部の元町地区などの住民に対して避難の準備をするようあらかじめ呼びかけたうえで、雨の状況などを見極めて島の全ての住民への避難勧告を検討する方針です。

　また、新たな土石流の危険性が特に高い４つの沢について、国土交通省は５台の監視カメラを設置し、監視体制を強化しました。

　４つの沢のうち２つの沢は、先週、大量の土砂が流れ下った場所に高感度カメラや照明付きの車を設置して、２４時間体制での監視を行っています。